コラム
- 2018/01/15
- 院長コラム
生活習慣病って知っていますか?
かつては成人病と言われていた病気が、生活習慣が深く関与していることがわかってきた20年ほど前から、生活習慣病と呼ばれるようになりました。
そして、「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する」と言われています。
具体的には、Ⅱ型糖尿病、高血圧、脂質異常症、心疾患、肥満などがその代表です。
歯周病も生活習慣病であることをご存知でしょうか。
歯周病は食習慣や喫煙に関連する生活習慣病と言われています。
また、むし歯も「食」に関連する生活習慣病と考えられています。
近年、多くの研究から、歯周病が、全身の健康に深く関係していることがわかってきました。
中でも、歯周病とメタボリックシンドローム、糖尿病、心臓病との関係は注目されています。
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満に加え、高血糖、高血圧、脂質異常などの動脈硬化の危険因子が2つ以上重なった状態を言います。
糖尿病との関連では、歯周病由来の毒素や酵素が、インスリンの働きを弱めて血糖値を上昇させ、糖尿病を悪化させると言われています。
また、歯周病菌が血液中に入り、体内の慢性炎症を進めることで、動脈硬化や心筋梗塞発症のリスクを高めるとも考えられています。
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