
コラム
- 2018/02/05
- 院長コラム
8020運動の成果とこれから
「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という8020(ハチマルニイマル)運動がスタートしたのは平成元年のこと。
当時は、女性の平均寿命がようやく80歳に到達したころで、実際に80歳で20本以上自分の歯を保っている人の割合は7%程度(平均歯数は4~5本)にとどまっていました。
想定より早く目標を達成
その後、「健康日本21(第二次)」(平成25年度から10年間の計画)において、具体的な目標として平成34年度までに50%を達成することが掲げられた8020運動ですが、平成28年歯科疾患実態調査により、その目標が達成されたことが明らかになりました。
これは高齢者をはじめとして国民全体に口腔ケアの重要性が浸透した結果と考えられます。
歯と口から全身の健康を
自分の歯でおいしく食事をすることは、全身の健康はもとより生活の質にも大きく関わることが知られています。
8020運動の目標は想定よりずっと早期に達成することができましたが、口腔の状態を良好に保つことで全身の健康や生活の質をさらに向上させていく余地はまだまだ残されています。
そのために大切なのは、やはり毎日のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケア。
どちらも当たり前の習慣としてしっかり行っていきたいものですね。
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