コラム
- 2016/12/05
- 院長コラム
80歳で20本以上の歯を保つことには大きな意味が
平成元年にスタートし、今も厚生労働省と日本歯科医師会が推薦している「8020運動」。80歳になっても20本以上の自分の歯を保とうという運動です。「80歳で20本」という根拠は20本の歯があれば食生活にほぼ満足することができると言われることにあります。
生涯、食べる楽しみを味わえることは、生活の質を高く維持するためのとても大切な条件。実際に、8020を達成している人は、社会活動への意欲が強いという調査結果も報告されています。
40%に迫る8020達成率 歯周病対策が最も重要
日本人が、歯を失う原因として最も多いのは歯周病です。初期段階の人を含めると成人の80%以上がかかっているということもあり、その予防と治療は8020の達成のための最重要課題といっても過言ではありません。
8020の達成率は、運動開始当初は7%程度(平均残存歯数4~5本)でしたが、現在では40%に迫り、80歳での平均残存歯数も13.9本にまで増えています。歯の大切さや8020を達成することの意味が徐々に浸透してきた結果と言えそうです。
全身を健康に保ち、イキイキとした生活を送るためにも8020を意識し、定期的なプロフェッショナルケアと日々のセルフケアを怠らないようにしましょう。
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