コラム
- 2020/07/27
- 院長コラム
がん手術前のプロの口腔ケアで、手術後の肺炎発症率と死亡率が減少
がんの手術後は患者の体力が低下して、一時的に肺炎などに罹患しやすくなります。
重症化すると死亡率が増加したり、入院日数が伸びることがわかってきています。
肺炎発症の原因の1つとして、口腔内や咽頭の常在細菌を含む唾液を
気管内に誤嚥しておこる誤嚥性肺炎が考えられており、
歯科医が手術前に口腔ケアを行うことにより、
唾液中の細菌量を減らして術後肺炎の発症リスクを減らすことが
できることがわかってきています。
ある研究グループによると、
術前口腔ケアを受けた患者群は受けなかった患者群と比べて、
術後肺炎の発症率が低下し、死亡率も低下したという。
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