コラム
- 2015/12/23
- 院長コラム
8020運動とは
「8020運動」とは80歳になっても20本以上自分の歯を保とう”という運動で、平成元年、厚生省(現・厚生労働省)と日本歯科医師会が提唱し、スタートしました。8020という数字を掲げた理由は、親知らずを除く28本の歯のうち、20本以上自分の歯があれば、ほとんどの食物を噛みくだくことができるからです。
8020達成率は、運動開始当初は7%程度(平均残存歯数4~5本)にとどまっていました。しかし、厚生労働省の調査(2005年歯科疾患実態調査)によると、80~84歳の達成率は21.1%で、85歳以上でも8.3%にまで伸びてきています。また、厚生労働省の「健康日本21」では中間目標として8020達成率20%に掲げましたが、2007年(平成19年)に出された中間報告では、それを上回る25%を達成しました(健康日本21中間報告)。
歯を失う原因で最も多いのが歯周病です。日常の生活習慣の乱れが歯周病につながりますので、やはり毎日の歯みがきなどの手入れをしっかりすることがまずは大切です。
さらに、口の中の衛生指導などを行っている歯科医院に定期的に通うことによって、良い状態を長く維持することが可能となります。ぜひ、8020という数字を意識し、いつまでもおいしく自分の歯で食べることができるよう、口の中の健康を保っていきましょう。
院長:三光 義男
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