コラム
- 2017/05/08
- 院長コラム
キシリトール配合ガム摂取で口腔内細菌数の増加を抑制。口腔内清掃困難時に有効。
大型地震や洪水などの自然災害が多発している近年。そのような災害時には日常的な口腔清掃が困難な状況が起こりうることも考えられる。口の中の様々な細菌が増加することで口腔環境が悪化し、むし歯や歯周病だけでなく誤嚥性肺炎の発症にもつながりかねない。九州大学歯学部は、ロッテとの共同研究により、口腔清掃が困難となる野外演習に参加した陸上自衛隊員76名を対象に、キシリトール配合ガムを噛むことで口腔環境の悪化を軽減できるのかを調査。
野外演習の前後で、被験者の唾液中に含まれる全細菌数を比較したところ、非摂取群に比べ摂取群の方が有意に抑えられていたという。 震災時には歯ブラシなどが用意できない、歯ブラシはあっても水不足で使用できないなどの状況が考えられる。
キシリトール配合ガムを噛むことで唾液の分泌を促すことは有効だろう。リラックス効果にもつながるはずだ。
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