コラム
- 2017/10/02
- 院長コラム
口腔ケアは円滑なガン治療に欠かせない
安全で苦痛の少ない、より良い癌治療や穏やかな療養生活を実現する一助として、口腔ケアが注目されています。がん患者の口腔を健全に保つことで、しっかりと食べて体力を維持し、口腔細菌による感染症のリスクを下げ、がん治療による口腔合併症のリスクを軽減することができます。
がんの治療中には、口腔に関連する副作用・合併症も頻繁に出現して患者を苦しめます。口腔合併症は経口摂取の問題に直結し、この対策を怠ることは、がん患者の療養生活の質をさげ、治療を苦しいものにしてしまうだけでなく、円滑ながん治療の大きな妨げとなって、時に治療効果にも悪影響を及ぼす可能性があります。
口腔合併症の発症頻度やその重症度は、口腔内細菌による影響が少なからず関与していることが知られています。
口腔内の衛生状態を良好な状態に維持し、口腔の機能を健全に保つよう維持・管理する「口腔ケア」は、口腔合併症の重症化を抑え、症状を緩和・軽減して癌治療の療養生活の質を高め、円滑なガン治療の支援となります。
がん治療中の口腔合併症のリスクを下げるために、がんの治療開始前に歯科を受診し口の中を清潔にして、感染症など口腔のトラブルが起きにくいをあらかじめ備えておくこと、がん治療中は歯磨きを中心としたセルフケアで口腔内の清掃管理を継続することが推奨されます。
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