コラム
- 2018/03/12
- 院長コラム
受動喫煙について
たばこの煙にはたばこを吸う人が直接吸い込む「主流煙」と、火のついた先から出てくる「副流煙」に分けられます。
この副流煙の方が何倍も有害であると言われています。主流煙に比べてニコチンが2.8倍、タールが3.4倍、一酸化炭素が4.7倍も含まれています。
この危険な煙である副流煙を、自分の意志とは関係なく吸い込んでしまうことを「受動喫煙」といいます。特に妊婦さんや赤ちゃんが吸うと健康に大きな影響を与えます。
受動喫煙防止条例
吸わない人には、吸わせない
たばこの3大有害物質
ニコチン:血圧を上げたり、心拍数を増やして心臓に負担をかけます
タール:発がんの危険を高め、進行を早めます
一酸化炭素:全身が酸素不足になり、心臓や脳に負担をかけます
胎児への影響
妊婦の喫煙により、流産、早産、死産、低体重児、先天異常、新生児死亡等のリスクが高まるそうです。
また、お腹の赤ちゃんについても、出生体重低下や乳幼児突然死症候群(SIDS)の原因となるだけでなく、肺炎、中耳炎、肺機能の抑制の原因となるそうです。また、早産や、小児がん、喘息の原因となる可能性もあるそうです。
さらに近年では、注意欠陥、多動性障害(ADHD)等子供の発達と受動喫煙との関連を示す報告も出てきています。
子供への影響
県内4市町の調査で、たばこを吸わない3歳児の52%の尿からコチニンが検出されました。
※コチニン:ニコチンが体内で分解されてできる物質で、尿とともに排出される
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