コラム
- 2024/06/10
- 院長コラム
“人類史上最大の感染症である歯周病”
言うまでもなく、お口は栄養の入口です。
しかし、その大切な役割を防げる厄介な病気があります。
それは歯周病です。
ギネスブックにも掲載されているように、古代メソポタミア、
黄河文明の時代から悩まされ続けている人類史上最大の感染症として知られています。
歯周病の原因は、歯の汚れ、歯垢です。その正体は、歯の表面にたまっている歯周病菌。
歯周病菌を口腔に持っている日本人の割合は、
高校生の段階では5%未満にとどまっていますが、最終的には60%にまで達しているそうです。
歯周病菌が一度口の中にすみついたら、除去することは難しいです。一生のお付き合いです。
しかし、中には歯周病菌に感染しても歯周病を発症しない人もいます。
歯周病菌を持っていても、その病原性と歯ぐきの抵抗力のバランスがとれているときは健康な状態を保てるのです。
バランスが崩れ、歯垢の病原性の方が高くなると、歯周病となってしまいます。
歯垢や歯石がたまると、歯ぐきが腫れて、歯周ポケット(歯と歯ぐきのすき間)ができます。
すると歯周ポケットの内側は、皮がめくれ、毛細血管が露出して、血がたまります。
歯周病菌は、赤血球ヘモグロビンにある鉄を摂取して病原性を発揮します。
ですから出血が始まると歯周病は、血液から栄養をとり爆発的に増加してしまうのです。
そして歯ぐきは炎症を起こし、ついには歯周病が始まるということになります。
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